雨が降ったら
昨日『大家さんと僕』 の感想について記事を書きました。
これに共感したのは、今ご縁があって一軒家の木造長屋に住んでいるからです。
同居人の仕事関係のツテで使っていない家をかなりお安く借りているのです。
大家のおばあちゃんは歩いて5分の家に娘さん家族と住んでいて、家賃は毎月手渡しで持っていきます。
少し耳が遠くて、チラシの裏に毎月家賃を貰ったかどうかをメモしているので失くさないかときどき不安になります。笑
大家さんとはそんな感じで月1しか会わないのですが、ご近所さんとは少し交流があります。
というのも家の前の道はいわゆる2項道路(幅員が4m未満の道路)で幅員が1.8mほどしかありません。そしてその道を挟んでお向かいのおばさんは小さな美容室を営んでいます。
私と同居人は平日は朝から晩遅くまでお仕事なので、休日にすごい量の洗濯物を干します。小さいベランダでは干す場所がなく、道側の窓にもたくさんの洗濯物を干しています。
すぐやみそうな小雨なら家の中に干す場所もないし、と干しっぱなしにしちゃいます。
しかしお向かいのおばちゃんは雨が降り出したら
「雨降ってきたから洗濯物取り入れや〜!!」
とチャイムを押して知らせてくれます。
『大家さんと僕』にも、大家さんが雨を知らせてくれたり、夜露にさらされないよう洗濯物を取り入れてくれて距離感に戸惑ったという描写がありました。
私もはじめは起きぬけですっぴん、頭ボサボサ、ジャージ姿のときにチャイム鳴らさいでー!って思ったりもしました。
でも東京でマンションに住んでいたときにはご近所の人とそんな交流なんてあり得なかったことを思うと、今ではありがたく感じています。
最近は小雨が降り出したらおばちゃんが伝えてくれる前に取り入れて、
雨降ってきましたねー!
なんて言ってます。
建築設計のおしごとをしているので木造長屋については語りたいことが多々あるのですが
その話はまた別の機会に。
◻︎追記
木造長屋についての話を追加しました 。