あらゆるものに共通する様式美
だいぶ前の話になりましたが2019年のお正月のことについて書きたいと思います。
2018年のお正月は皇室一般参賀に行っていました。
(結果的に最後でなかったのは国民総意の触れてはいけないナイーブな部分なのでスルーするとして)
今年は平成最後と言うことで、最大の人出だったみたいですね。
2019年は一般参賀には行かず、行ってきたものはこちら
浅草演芸ホールの初席!
同居人がアニメ『昭和元禄落語心中』にはまっており、落語に行ってみたい!と言い出したので、それにくっついて人生初落語に行ってきました。
結果から言うとめちゃ面白い!
そもそも初席(はつせき)とは正月の元日から10日までに開かれる寄席のこと。
ようはオールスター総出演ってところで短い時間で代わる代わる出てきてくれる。
何部かに分かれていて、上の写真にもあるように落語を知らない私でもよくテレビで見かける、
顔と名前が一致するような大御所が各部のトリとして少し長めの落語を披露してくれる。
人生初寄席が初席だったのは良かった。というのも一人一人が短く、途中で箸休め(失礼)みたいな人を挟んでくれるから集中力が切れない。
(ちなみに私が見た時出てた林家ペーさんはカラオケしただけだった・・・)
主任と呼ばれる各部トリの人達はもうめっちゃ面白い。話が面白いのは勿論だけど会場の笑いの一体感もすごい。
様式美
最近様式美について考えることがあった。
例えば音楽でもそう。映画『ボヘミアンラプソディ』でも感じたのはロックも様式美。
建築でも様式美というものはあるし、
落語も様式美だなぁと感じた。
今回初席なので古典落語は無く、みなさん現代落語だったのですが、
結局みな様式にハマっていれば老若男女みんなが笑えるんだなー。型にハマってるからオチに向かうまでの盛り上がりもくるくる…ってわくわくするし、でも上手い人は予想を超えてくるのオチをくれるから更に笑える。
幼い頃はおじいちゃんおばあちゃんが笑点を見て爆笑しているのが不思議だったが、
もはやお約束の様式美というものがあって、特にそれが年齢を重ねるごとに良さがわかってくるのではないかと。
でも結局は下ネタが一番ウケる
上で様式がどうこう言ったけど、会場が大爆笑に包まれていたのは結局下ネタ。
もうこれは笑いの真義なのか・・・
私はお笑いの下ネタは結構行き過ぎると引いてしまって全く笑えないタイプなのですが(例:松本人志ドキュメンタル)
落語はそんな私でも爆笑できる上品(?)な下ネタなのでご安心いただければと。
そんなこんなで同居人のハマっているアニメ『昭和元禄落語心中』を今度観てみようかなと思いつつ見れていない。
観れた時の感想はまた別の機会に。