断捨離したいときに、『365日のシンプルライフ』
iTunes storeで100円レンタルだった『365日のシンプルライフ』(2015)というドキュメンタリー映画を観ました。
実はこの映画、ずっと観たかったのです。
去年に引越しをしたとき、増えすぎた荷物をどうにか減らさないと・・・
と思いつつ結局捨てれなかったのですが、そのあと読んだミニマリストの本(ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ)で紹介されていたのがきっかけ。
あらすじ
ヘルシンキ在住・26歳のペトリは、彼女にフラれたことをきっかけにある“実験”を決意する。
ルールは4つ。
①自分の持ちモノ全てを倉庫に預ける
②1日に1個だけ倉庫から持って来る
③1年間、続ける
④1年間、何も買わない
1日目は、空っぽの部屋から倉庫まで、全裸で雪のヘルシンキを駆け抜ける。こうして始まった365日の“実験”生活。毎日、倉庫からモノを1つ選ぶたびに、「自分にとって今、必要なモノは何か?」を考える。そんな中で、モノに反抗したくなったり、逆にモノが恋しくなったり、気持ちは日々変化していく。幸せになるために始めた365日の“実験”生活の中で、果たしてペトリは「人生で大切なもの」を見つけ出すことができるのか?
人生はモノでできてない
以下ネタバレすると、主人公は最初の何日かは真剣に今一番必要なひとつを熟考して決めるのですが、50日くらいで欲しいものは無くなるんです。
結果、本当に生活に必要なものは100個で次の100個は生活を楽しむためのものだと気づきます。
下のサイトに全ての選んだものの順番がまとめてくれているのでこれを見るだけでも興味深いです。
主人公は
自分たちが、最も「モノを消費することによって自分を表現する」世代だと思う
と言うのですが、私自身、落ち込んで自分に自信がなくなった時とかに物を買ってしまったりすることが多い。
でも確かにモノで自己表現したって根本的な解決にはならない
幸福感を得た気になって騙されてる(自分を騙してる)だけ
じゃあ本当に自分に必要なモノって何なんだろう
と考えるきっかけになりました。
また、この映画で主人公や出てくる登場人物が終始へらへら笑っているのが良い。
特におばあちゃんが孫である主人公にへらへら笑いながら重みのある言葉を言ってくれるのが素敵。
そしてこのバカで壮大な実験に笑いながら力を貸してくれる友人たちがいる時点でこの主人公はモノより必要なものを持ってる魅力的な人なんだろうなぁとも感じる。
モノを捨てれない人は見るべき
とまあ、簡単に言うと断捨離したい人が軽い気持ちで観るのにオススメの映画でした。
さすがに私は全荷物をストックルームに預けるなんてことも、1年何も買わないなんてこともできないけれど、せめて何か買うときには何かを捨てるということから始めてみようかなと。意識を変えるきっかけくらいにはなりました。
ちなみにドキュメンタリー映画はあまり見ないのですが
『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』もずっと気になっている。
その感想はまた別の機会に。