『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』という題名に惹かれた理由
随分前ですが、題名に惹かれてこの本を読みました。
最近『アメトーーク!』の読書芸人でも紹介されていました。
オードリーの若林さんの本は『社会人大学人見知り学部 卒業見込』も読んだことがあり、面白かったのでこの本も迷わず買いました。
内容はオードリー若林のキューバ旅のエッセイ。
『アメトーーク!』でこの本を紹介していた又吉さんも言っていましたが、出てくる登場人物がチャーミング。そしてとってもキューバに行きたくなります。
ただの旅エッセイかと思いきや最後は少し不思議な展開が待っています。
そこでキューバへの旅の理由が明かされるのですがそれは是非、実際読んでみてください。読みやすいのでサクサクと読み進めれます。
ところでなぜ私がこの本の題名に興味を持ったのかと言うと、私も旅先でつい犬が気になったことがあるからです。
4年ほど前に南米を旅しました。ペルーに行った際は街中での野良犬の多さに驚きました。
ペルーで肉屋さんの前にいた犬
野良犬だったのか飼われていたのかは定かではありませんが、人でごった返す街中を野良犬が人間と同じように颯爽と歩いているのが印象的でした。
なんとなく犬も人間も、同じようにただ毎日の生活を営んでいるように感じたのかもしれません。
あの犬は手厚い庇護を受けていない。(中略)そして、少し汚れている。だけれども、自由だ。
『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』
私が旅先で異国の犬に目がいくのは、日本で手厚い庇護を受けているけど自由ではない実家の犬とつい比べてしまうからかもしれません。
ところで台湾を旅したときに見かけた犬もとても面白かった。
台湾で道路に寝転がっていた犬
アザラシのように身のつまった胴体。
歩くことを奪われたかのように道路のど真ん中に転がって日向ぼっこしている犬達。
きっと美味しい屋台の台湾料理をたくさん与えてもらっているのでしょう。
思わず笑っちゃうくらい自由で幸せな光景でした。
台湾の話はまた別の機会に。